故郷が変貌した
一生忘れられないできごとが、元旦に起きた。
生まれ育った故郷が地震の発生と津波で変わり果ててしまった。
今は他人に貸している実家の建物は無事だと、近くに住む親友が画像を送ってくれた。
自分が大変なのに本当に頭が下がる。
福井に住む弟は3日に現地入りして、親戚や私の友人の家に
水などを届けてくれたようだ。
緊急車両等の通路の妨げになってはいけないので駆け付けることができない。
家でなにもできずにもやもやしてもどかしい。
今日、友人からのラインでは
「断水状態がまだ続いていて、
今日自衛隊が用意してくれているお風呂に入ったと言っていた。
3時間待って数十分の入浴だった。
女性隊員さんに『やす子サンですよね(笑)』
と冗談も言えてます。」
と言っていた。
笑いながら涙が出てくる。
能登では、まだまだ揺れが続いている。
私が住む地域は震度5強だったけど、
普段の生活はできる。
ただ私は、元旦からパジャマを着て布団の中で寝れていない。
復興までには気が遠くなるような時間がかかりそうだ。
自分なりに故郷の人々に心を寄せていこうと思う。